8月は、エギングを楽しむ多くの釣り人にとって特別な季節です。夏本番を迎えるこの時期は、「夏イカ」と呼ばれる若齢のアオリイカが接岸し始め、防波堤やサーフといった足場の良いポイントからでも手軽に狙えるチャンスが広がります。エギング 8月というキーワードで検索しているあなたは、きっと「この時期に本当に釣れるのか?」「どうすれば釣果が伸びるのか?」といった疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。
この記事では、エギング初心者にもわかりやすく、8月の釣況やイカの習性、適したエギの選び方、釣れないと感じたときの対処法など、実践的な情報を網羅的に紹介します。また、エリア別の傾向や時間帯ごとの攻略ポイント、安全面での注意事項まで詳しく解説しますので、8月のエギングをより楽しく、そして安全に楽しむための参考にしてください。
8月に狙えるアオリイカの特徴と生態
効果的なエギのカラーや形状の選び方
九州や長崎県など地域別の釣果傾向
時間帯やポイント別の釣り方の工夫
この時期のエギングでは、「夏イカ」と呼ばれる若いアオリイカを狙うのが主流となります。春に生まれた個体が、8月頃には150g~300g程度に成長しており、比較的浅場で見かけることが多いです。そのため、防波堤やサーフなど足場の良い場所からでも十分に狙うことができます。
エギングとは、餌木(エギ)という疑似餌を使ってアオリイカを誘う釣法です。基本的にはキャストしてボトムまで沈め、しゃくってアピールし、フォール(沈下)中にアタリを取るスタイルが中心になります。8月は水温が高く、イカの活性も比較的高いため、日中でも釣果が期待できますが、その分スレていることも多いため、テクニカルな攻めが求められます。
また、夏イカは警戒心が薄く、エギに対する反応が良い反面、サイズが小さいため掛け損ないも起こりやすくなります。このため、シャープな動きのエギよりも、フォール姿勢が安定していてナチュラルなものを選ぶとよいでしょう。初心者でも取り組みやすい時期なので、エギング入門にぴったりのシーズンです。
エギングにおいて6月と8月では、狙えるアオリイカの成長段階と活性に明確な違いがあります。6月は春イカの名残がわずかに残る時期で、稀に大型個体がヒットする可能性もありますが、数釣りには不向きな時期です。産卵後のアオリイカは活性が低く、深場に移動する傾向が強いため、釣果が安定しないのが特徴です。
一方で8月は、春に孵化した個体が成長し、夏イカとして接岸してくるタイミングと重なります。これにより、比較的浅い場所でも活発に餌を追っている個体が多くなり、数釣りを楽しめるシーズンに変わります。
このときのエギングでは、よりアグレッシブな攻め方が有効になることもあり、シャロータイプのエギや、短いフォール時間を意識した釣り方が奏功することがあります。
つまり、6月は「釣れればラッキーな中級~上級者向けシーズン」、8月は「数釣りを楽しめるエントリー向けシーズン」と言えるでしょう。
アオリイカは7月ごろから急速に成長を始めます。これは水温の上昇により、餌となる小魚や甲殻類が豊富になるため、捕食行動が活発化するためです。7月に釣れるアオリイカは、生まれてから2〜3ヶ月程度の若齢個体が中心ですが、すでに100g以上に育っており、釣り味を楽しめるサイズになっています。
この段階では、警戒心がまだ薄いため、アクションに対する反応がダイレクトです。特に、フォール中のエギに反応しやすい傾向があるため、フォールの時間を意識した釣り方が効果的です。また、7月下旬には日中の気温上昇と共に、朝夕のマズメ時に活性が集中する傾向も見られます。
そのため、7月後半から8月にかけてのエギングは、夏イカとのファーストコンタクトとしては非常に最適なタイミングになります。小型ながらも数が狙えるため、練習を重ねたいアングラーには絶好の機会と言えるでしょう。
夏イカを狙う際には、エギのカラーと形状が釣果に直結する大きな要素となります。特に、8月は日照時間が長く、海中の光量が豊富であるため、カラー選びにおいて明暗のコントラストを意識することが重要です。
例えば、日中の晴天時にはピンクやオレンジなどの視認性の高いカラーが効果的です。一方で、曇天や朝夕のマズメ時にはナチュラル系や金テープ、紫系などの控えめなカラーが威力を発揮します。光の当たり具合によってカラーの見え方が変わるため、状況に応じてローテーションするのが基本です。
形状については、フォールスピードと姿勢の安定性がポイントになります。夏イカはフォール中に抱きつくことが多いため、水平姿勢を保ちながらゆっくり沈むタイプのエギが有効です。具体的には、シャロータイプやスローシンキングモデルが推奨されます。
また、ボディサイズも重要で、2.5号~3号の小ぶりなサイズが夏イカには適しています。大きすぎると威圧感を与えてしまい、抱きが悪くなることがあります。これらの点を意識すれば、釣果の安定化が期待できるでしょう。
8月は一見、活性の高い夏イカを狙える絶好の時期に思えますが、意外にも「釣れない」と感じるアングラーが少なくありません。その理由の一つに、「スレ(見切り)」の問題があります。つまり、多くの釣り人に攻められたポイントでは、イカがエギに対して慎重になっているのです。
さらに、水温が非常に高くなる日中は、イカが底に沈んで活性を落としていることもあります。このため、釣れる時間帯が極端に限られてしまい、思うような釣果に結びつかないケースが発生します。
対策としては、まず「時間帯をずらす」ことが有効です。朝マズメや夕マズメなど、気温が比較的落ち着いている時間に狙うことで、イカの活性が高まっているタイミングを捉えられます。また、エギのカラーローテーションをこまめに行い、アピールの変化をつけることもスレ対策として有効です。
さらに、プレッシャーの少ない場所や人の少ない時間帯を選ぶことも、釣果を伸ばす鍵になります。繰り返しますが、8月だからといって簡単に釣れるとは限りません。状況に合わせた柔軟な戦略を持つことが、結果に繋がる大きなポイントになります。
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九州エリアは温暖な気候と豊富な漁場に恵まれており、エギングの人気スポットとしても知られています。特に8月は、夏イカと呼ばれるアオリイカの若齢個体が沿岸に接岸する時期であり、多くのアングラーが釣果を求めて訪れる季節です。
近年の傾向として、九州の南部(鹿児島・宮崎)では7月中旬から活発に釣れ始め、8月にかけてピークを迎えるケースが多く見られます。一方、九州北部(福岡・長崎・佐賀)では、やや水温が安定する8月下旬からが釣果の伸びる時期とされており、地域ごとに釣れるタイミングに違いがあるのが特徴です。
また、港湾部や磯場、サーフなど、ポイントの多様性も九州の魅力の一つです。初心者は足場の良い港での釣りが安全ですが、慣れてくると磯場や地磯での釣りがより高い釣果を生むこともあります。
このように、九州では時期とエリアの選定が釣果を大きく左右します。最新の釣果情報や現地の状況を事前にチェックし、タイミングよくエギングに挑戦することが成功への近道となるでしょう。
アオリイカが多く釣れる県として全国的に有名なのが「長崎県」です。九州の西側に位置し、五島列島や対馬など、豊かな海洋環境と入り組んだ地形がアオリイカの好む環境を形成しています。
特に夏場は、若いアオリイカが接岸しやすく、防波堤や磯場などからでも十分に狙える好環境が整っています。海水の透明度が高く、プランクトンも豊富なため、小魚やエビなどの餌も多く、アオリイカにとって理想的な生息エリアとなっています。
また、長崎県は釣り人のマナーが比較的良く、漁港側との関係も安定しているため、釣りがしやすい雰囲気があるのも魅力の一つです。釣果の安定性だけでなく、釣り場としての快適さも長崎県をおすすめする理由です。
もちろん他の県でもアオリイカは釣れますが、数・サイズ・ポイントのバリエーションという3つの面から見て、長崎県が頭一つ抜けているといえるでしょう。エギングを本格的に楽しみたい方は、一度は足を運んでみる価値があります。
朝マズメ(夜明け直後)や夕マズメ(日没前)は、エギングにおけるゴールデンタイムと呼ばれています。この時間帯はアオリイカの活性が高まり、浅場まで捕食に出てくるため、釣果を伸ばす絶好のチャンスです。
まず、マズメ時のエギングでは「素早いポイント選定」が重要です。特に朝マズメは短時間で状況が大きく変わるため、暗いうちに釣り場に入り、夜明けと同時にキャストできるよう準備を整えておきましょう。
また、視界が不安定な時間帯であるため、派手なカラーやグロー(夜光)系のエギが有効になります。ただし、アピールが強すぎると見切られる可能性もあるため、反応を見ながらナチュラル系に切り替えるなど柔軟なローテーションが求められます。
合わせて、風や潮の流れもマズメ時に大きく動くことがあるため、潮の動きを読む力も釣果に直結します。アオリイカは潮通しの良いポイントを好む傾向があるため、特に潮目が岸に寄っているタイミングは逃さないようにしましょう。
マズメをうまく活用できれば、短時間で複数の釣果を出せることも珍しくありません。経験を重ねるほどに、マズメの価値を実感するはずです。
エギングの舞台として、サーフ(砂浜)や磯場は非常に魅力的なポイントです。それぞれに特有の地形と潮流があり、アオリイカの回遊ルートとしても注目されています。
サーフの場合、遠浅の地形が広がっている場所が多く、干潮・満潮の時間帯により狙えるポイントが大きく変わります。朝夕のマズメ時に、波打ち際から急深に落ち込む地形や、離岸流の発生している場所を重点的に攻めるとよいでしょう。砂地には小魚が多く集まりやすく、それに引き寄せられてアオリイカも接近する傾向があります。
一方、磯場は起伏の激しい地形や潮の流れが複雑な場所が多いため、アオリイカの好ポイントが点在しています。とくに潮通しの良い岬周りや地磯先端は、イカの待ち伏せ場所として知られており、上級者に人気のエリアです。
ただし、磯場は足場が不安定で波をかぶる可能性もあるため、滑りにくいシューズやライフジャケットの着用が必須です。初めて磯に立つ方は、必ず経験者と同行することをおすすめします。
ポイントを選ぶ際は、過去の釣果情報やGoogleマップを活用して地形を把握しておくと、現地での判断がスムーズになります。しっかりと準備して臨めば、ハイシーズンの8月にも十分な釣果が期待できるでしょう。
8月のエギングは気温が非常に高く、熱中症や日射病などのリスクが高まります。そのため、快適に釣りを楽しむためには、暑さ対策と安全装備の徹底が欠かせません。
まず、服装は通気性の良い長袖・長ズボンを基本とし、帽子やネックガードを活用して直射日光を避けましょう。また、UVカット機能のある偏光サングラスを使うことで、目を紫外線から守るだけでなく、水中の変化も視認しやすくなります。
水分補給も非常に重要です。ペットボトルの水やスポーツドリンクを携帯し、こまめに水分と塩分を補給するよう心がけてください。熱中症対策として、携帯用の冷却スプレーや、首に巻く冷感タオルを活用するのも効果的です。
さらに、安全装備としては、磯場では滑りにくいフェルトソール付きシューズやライフジャケットを必ず着用しましょう。万が一の落水や高波にも備え、スマホの防水ケースやホイッスルなども準備しておくと安心です。
このような装備をしっかり整えることで、夏の厳しいコンディションでも安心してエギングに集中できます。何はともあれ、安全第一で釣りを楽しむ意識が、継続的な釣果と経験につながっていくのです。
夏イカは8月に浅場へ接岸する
150g〜300g程度の若齢個体が中心
エギングは初心者にも始めやすい釣法
6月は釣果が不安定で8月の方が安定する
7月後半からアオリイカの成長が活発になる
ピンクやオレンジなど明るい色のエギが有効
朝夕マズメは釣果が期待できる時間帯
九州では南部が7月、北部が8月下旬に好調
長崎県は釣果・環境ともに好条件がそろう
シャロータイプやスローシンキングエギが効果的
プレッシャーの少ない釣り場を選ぶのがカギ
サーフや磯は回遊ルートとして好ポイント
日中の高水温は活性を下げる要因になる
暑さ対策と安全装備は必ず整える
カラーとフォールスピードの使い分けが重要